インドネシアニュース

パイオニア株式会社は、10月21日、インドネシアに、販売現地法人PT パイオニア エレクトロニクス インドネシアを設立したと発表した。

東南アジア地域における販売体制を強化することが目的。特に、今後成長が見込まれるインドネシアの自動車市場への対応を拡充することが狙いだ。

新会社は、カーエレクトロニクス製品の輸入および販売を手がけ、今年11月下旬から輸入業務を開始する予定だ。

同社は、1992年にシンガポールに進出して以降、タイ、マレーシア、インドに販売会社を設立し、東南アジア地域における販売・生産体制を拡充してきた。

インドネシアにおいては、カーオーディオなどの販売を強化するため、2012年10月に駐在員事務所を設立し、さらに2013年からは同国のEMS生産企業と提携して、現地における生産を開始している。

同社は、2011年に発生したタイの洪水被害などを教訓として、一極集中型の生産方式から、現地での生産方式へ切り替えることでリスク分散を図りつつ、コスト競争力を強化する戦略をとっている。

また、自動車メーカーが相次いで進出しているインドネシアは、今後、東南アジア圏において最大の自動車市場になることが見込まれることから、同社は、同国における自動車メーカー向けの事業を強化することで、事業の拡大を目指したい考えだ。

外部リンク

パイオニア株式会社 ニュースリリース（PDF）
http://pioneer.jp/corp/news/press/2015/pdf/1021-1.pdf

パイオニア株式会社
http://pioneer.jp/