2015-11-20 22:00
社会
HIV啓発ポスターに誤表記 保健省が謝罪

否定を表す単語を入れ忘れたケアレスミスが原因
インドネシア保健省は11月18日、「蚊に刺されたり、水泳をしたり、くしゃみをしたりすることでHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染する恐れがある」と誤って表記したポスターを掲示したことについて謝罪した。本来は「HIVに感染する恐れはない」と表記すべきだったが、印刷会社が「しない」という否定を表す単語を入れ忘れたままポスターを印刷していた。
インドネシアでは、HIV感染者に対する偏見が多いのが現状だ。そのため、同省はポスターでHIVに関する啓発活動を実施したが、裏目に出た格好だ。ソーシャルメディア上においては、非難のコメントが多数掲載された。
「信頼回復のために、大規模な啓蒙活動の実施を」
先週末より、ジャカルタの電車内では数百枚のHIVのポスターが掲示されていたが、誤表記による非難が相次いだことからポスターを取り外す作業が実施された。また、印刷会社も誤表記に対して謝罪した。インドネシア・エイズ連合のAditya Wardhana氏は、
保健省は、国民の信頼を回復させるために、HIVに関する大規模な啓発活動を実施する必要がある。(ABCより)
と述べた。
国連の調べによると、インドネシアでは約66万人がHIVウイルスに感染しているとみられる。
外部リンク
ABC
http://www.abc.net.au/news/2015-11-18/indonesia-sorry
CHANNEL NEWS ASIA
http://www.channelnewsasia.com/news/asiapacific/indonesia
関連する記事
-
2017-02-13 11:00
-
2017-01-24 18:00
-
2017-01-24 18:00
-
2017-01-19 07:00
-
2017-01-18 23:45