2016-04-14 11:00
経済
インドネシアの海上インフラ整備に貢献! 日通 国交省の実証事業実施

海上インフラ整備で地域格差是正へ
日本通運は4月12日、国土交通省の平成27年度物流パイロット事業「インドネシアにおけるRORO船を活用した海上物流システム近代化に係る実証事業」を実施し、同事業が無事に完了したと発表した。インドネシアは約1万7000の島々で構成されている。しかしながら、同国では各島との物流インフラ整備が不十分であることから、ジョコ大統領は海上インフラを優先的に整備し、地域格差の是正を図りたい考えだ。
また、国土交通省は、日本の物流システムをアジアに展開させていく方針を示している。インドネシアと日本の考えが一致したことにより、同事業が実施された。
集荷、輸送、船内への積み込みなど、一連の輸送を実施
実証事業では、ジャワ島のジャカルタからカリマンタン島のバリクパパンに向けて、日用品や電化製品などの試験輸送が実施された。具体的には、集荷、港への輸送、船内への車両の積み込み、配送といった一連の輸送である。また、船舶は、車両が船内へと自走できる「RORO船」が利用された。
今後、試験輸送の効果を測定し、改善点が抽出される予定だ。
同社は今後、日本と同様に海洋国家であるインドネシアの物流、そして、東南アジアの物流をサポートしていきたい考えだ。
(画像は、日本通運ニュースリリースより)
外部リンク
日本通運(ニュースリリース)
http://www.nittsu.co.jp/press/2016/20160412-3.html
国土交通省(プレスリリース 3月4日付)
http://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000254.html
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