2016-09-15 01:00
社会
バリで酒禁止?法案通れば、観光業界に大打撃か

観光業界への打撃必至
バックパッカーやツーリストにとってパラダイスとも言える美しい島・バリ島が、アルコールを禁止する法案により揺れている。この法案は、インドネシア全土でアルコールの製造、販売、消費を禁止するもので、違反した場合、最高で10年の懲役刑が科されるというもの。観光客がビールを大量に消費するこの島にとっては、この法案が施行された場合のダメージは計り知れない。
インドネシア・ホテル・アンド・レストラン協会のハリヤディ・スカムダニ氏は、
国がどれだけ美しくとも、酒が無ければ観光客は誰も来ないだろう。(Telegraph.co.ukより)
と危惧する。
ヒンドゥー教の島
観光収入に依存するバリ島は、34州あるインドネシアの州の1つに過ぎないが、独特のヒンドゥー教文化を持ち、イスラム教徒がマジョリティーを占めるインドネシアにおいては希な存在だ。過去にも同様の試み
多数の政治家がイスラム教の教えに基づいたこの「禁酒法」を推し進めているが、彼らが文化の多様性をどう捉えているのか。インドネシアでは、過去にも同様の試みがあったが、その時は失敗に終わっている。インドネシアには、年間約1000万人の観光客が訪れるが、その3分の1強にあたる400万人がバリ島を訪れる。
外部リンク
Telegraph.co.uk
http://www.telegraph.co.uk/
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