• TOP
  • >
  • 経済
  • >
  • 国際協力銀行 インドネシアLNGプロジェクトに融資
2015-01-31 16:00

経済

国際協力銀行 インドネシアLNGプロジェクトに融資

国際協力銀行
スラウェシ島東岸におけるLNGプラント建設
国際協力銀行と三菱商事は29日「インドネシア共和国・ドンギ・スノロLNGプロジェクト」の資金貸付契約に調印したと発表した。1月16日の契約調印における融資金額は5億8800万米ドル限度、今回の契約調印における融資金額は25億4900万米ドルである。

同プロジェクトは、三菱商事が韓国ガス公社、インドネシア国営石油会社PT. Pertamina、インドネシア法人PT. Medco Energi Internasional Tbk.と共同で行う。インドネシア・スラウェシ島東岸中央部における、上流ガス田の開発及び年産200万トンのLNG(液化天然ガス)プラントの建設・操業である。
国際協力銀行 日本企業の海外展開を支援
国際協力銀行は、2013年4月に、日本企業の海外展開支援をより一層推進していくことを目的として「海外展開支援融資ファシリティー」を創設した。

同ファシリティーは、海外M&Aやインフラ、資源分野等への長期資金供給を通じて、中堅・中小企業を含む日本企業の海外展開を積極的に支援していくものである。同プロジェクトは同ファシリティーの促進に係る案件である。

日本のLNG安定供給が可能となる
日本におけるエネルギーを巡る環境は厳しさを増しており、電源構成の4割を占める天然ガスの安定確保は、日本の重要な政策課題となっている。インドネシアは2000年代前半までは日本にとって最大のLNG輸入国であったが、近年は輸入量が減少傾向にあった。

しかし、同プロジェクトによるLNGの生産によって、日本のLNG供給源が多角化され、安定的な確保が可能となる。

今後も、国際協力銀行は日本の公的金融機関として、日本企業によるエネルギー資源の開発や取得の促進を金融面から支援していく方針である。


外部リンク

国際協力銀行 プレスリリース(2015年1月29日付)
http://www.jbic.go.jp/ja/information/press/press-2014/0129

国際協力銀行 プレスリリース(2014年7月1日付)
http://www.jbic.go.jp/ja/information/news/news-2014/0701

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook