インドネシアニュース

株式会社国際協力銀行（JBIC）とインドネシア政府は、2015年1月20日、ジャカルタにおいて、財務政策対話第5回年次会合を開催した。

この対話は、インドネシアと日本の協力関係を深め、インフラや資源、マクロ経済政策について有意義な協議を重ねることを目的として、2010年8月から行われている。

今回の年次会合には、JBIC渡辺総裁のほか、アジア大洋州地域統括や電力・水事業部長らが出席。インドネシアからは、バンバン財務大臣、財政政策庁アンディン長官のほか、運輸省、エネルギー鉱物資源省、国営企業関係者ら約50名が出席した。

インドネシア側からは、ジョコ・ウィドド大統領率いる新政権下のマクロ経済政策について、また電力・運輸・資源分野を中心としたインフラ案件についての説明が行われた。

これを受けJBICからは、インドネシア政府のサムライ債発行などの財政支援をはじめ、インフラ整備、資源開発、インドネシア国内での一般製造業の操業など、幅広い支援を紹介。

JBICは、インドネシアの発展のために引き続き協力していきたいと表明。インドネシア側からも、JBICとの協働関係の更なる深まりを期待するとの表明があった。

少子高齢化により内需減少と労働力不足を解消したい日本と、生活レベル向上による需要拡大や若い労働力は豊富にあるものの、インフラ整備や生産技術が追いつかないインドネシア。両国の思惑が一致する形となり、今後も協働関係を深めていくことだろう。

（画像はプレスリリースより）

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https://www.jbic.go.jp/ja/information/topics/