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2015-03-25 04:00
その他
国連防災世界会議にカラ副大統領が出席

第3回国連防災世界会議、仙台で開催
14日から仙台市で開幕した第3回国連防災世界会議。会期は18日まで。今回は、186カ国・地域が参加する最大規模となる。4年前に起きた東日本大震災や自然災害の教訓を世界へ発信すべく、仙台が開催地となった。インドネシアからはカラ副大統領が出席、開会式で演説。アチェ大津波の際に日本からの支援に謝意をこめた演説をした。
開会式の後、18日までの世界会議期間中、仙台市内の大学など各地でイベントやシンポジウムが 開催される。インドネシアからは、アチェ大津波の研究者らも参加している。
インドネシアは、津波や火山噴火など自然災害が多い国だ。日本における防災意識の向上、対策を進めることの必要性はとても参考になる。カラ副大統領は、技術や知見の共有がとても重要であることを強調。各国の協力を呼びかけた。
「国際交流のひろば」も
同市の勾当台公園市民広場には、「国際交流のひろば」が設けられ、世界の料理を楽しめる屋台なども。ここでは、各国の災害への取り組みも紹介。復旧作業の実演コーナーも。国際協力機構(JICA)もブースを出している。様々な取り組みの交流
東北大学災害科学国際研究所(仙台市)とその周辺では、期間中30以上のシンポジウム、イベントが実施される。これらの企画のため、各国から防災関連の研究者らが招かれている。その企画の一つ、アチェ州シムル島の津波の教訓を紙芝居にした高藤さん(立教大アジア地域研究所)によるインドネシア語で紙芝居を上演。同州バンダアチェ市のイリザ・サアドゥディン・ジャマル市長も観賞した。
高藤さんは15日、日イの災害文化交流についても講演、紙芝居の取り組みを紹介しつつ、防災の教訓を継続して、伝えていくことの重要性を強調。参加者らと意見交換をした。
14日のシンポジウムでは、バンダアチェでの防災教育について講演も。シャークアラ大学(アチェ州)のサムスル・リザル学長ら、津波防災研究センターハイルル・ムナディ所長も参加した。
この会議には、バンダアチェにある津波博物館の館長、イスラム学者会議(MUI)のディン・シャムスディン議長も参加。世界の防災関係者との交流を図った。
カラ副大統領の歓迎レセプションを開催
16日、東京・帝国ホテルで日本インドネシア協会による、カラ副大統領の歓迎レセプションも。日本側からは 会員企業の社長ら100人あまりが参加。インドネシア側からは、随行の人間・文化開発調整相、プアン・マハラニ、工業相、サレ・フシン、駐日大使、ユスロン・イフザ・マヘンドラが参加し、約1時間半にわたり和やかに懇談した。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
国連防災会議
http://www.bosai-sendai.jp/doc/outline.pdf
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