インドネシアニュース

インドネシア国内に62の支店を持つJトラスト傘下のムティアラ銀行は、30日の臨時株主総会において、Jトラスト・インドネシア銀行に商号変更することに合意した。インドネシア金融庁と法務人権省の承認を得た後、6月から新名称での営業を開始する予定である。
臨時株主総会においては、3000億ルピア（約27億5000万円）の増資に対しても合意がなされた。なお、昨年11月にも3000億ルピアの増資が行われたが、これによって、合計6000億ルピア（約55億円）の増資となる。

増資によって、自己資本比率が17.7％に上昇するため、貸付額の限度は3兆ルピア（約275億円）まで拡大する。また、今年の貸付比率を19～20％に増加させたいとしている。

ムティアラ銀行は1990年に創業、ジャカルタに本店を置く企業であるが、経営破綻のため、2008年から国の管理下に置かれていた。昨年11月、金融業・不動産業などの持株会社であるJトラストが、同銀行を買収した。同銀行の総資産高は約13兆ルピア（約1200億円）。

外部リンク

Jakarta Post
http://www.thejakartapost.com/news/2015/03/31/

Jトラストグループ　ムティアラ銀行
https://www.jt-corp.co.jp/company/mutiara.html

ムティアラ銀行（ホームページ）
http://www.mutiarabank.co.id/media.php?menu=home