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2015-04-12 08:00

経済

AIIBでの指導的ポストを狙うインドネシア

AIIB
アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバー申請
4月1日までに参加を表明した国は50カ国以上。締め切り間際にも、ポルトガル・アイスランド・イスラエル・ハンガリー・キルギス・ノルウェー・スウェーデンなどが相次いで参加を表明した。

ふたを開けてみれば、予想以上の参加申請があった。アメリカ、カナダ、日本を除く、主要国が参加。G20諸国もほとんどの国が参加を申請した。

こうしたことから、今後、世界経済の枠組みに与える影響はかなり大きいものがあると見込まれる。

課題はまだまだ山積み
AIIBの課題はまだまだ山積み。解決すべき重要課題に向き合うこととなる。具体的には、AIIBのガバナンス構造の具体的議論、指導者の人選、出資比率などの問題がある。

各国の財政部が参加する交渉代表会議が中心にルール交渉を進めることになる。専門的な視点から技術サポート機構となるのが、AIIB多国間臨時事務局だ。

提起国・ホスト国である中国は、交渉代表会議の常任代表となる。そして、会議の共同代表には、会議開催を担当するメンバー国がなる。

初代総裁は中国人となるはず、との見方もあるが、今後の仕組みはまだ協議中であり、決定事項ではない。創設メンバーによる十分な交渉と協議が必要となってくる。

中国のAIIB準備チームの正・副代表を務めたのは、中国国際金融有限公司の前董事長の金立群、財政部中国クリーン発展機制基金管理センター主任の陳歓が務めたことから、これらの面々が上層部となる、との予測もされている。

主要ポスト狙う、インドネシア
AIIBの指導ポストをめぐって積極的な動きを見せている国もある。インドネシアもその一つだ。バンバン・ブロジョネゴロ財務相は、「インドネシアはAIIBの最大の顧客になる可能性もあり、指導的立場」との考えを示している。

また、「AIIBの指導ポスト獲得に取り組んでいる。」とも語った。管理ポストの人選、株主、投資プロジェクトなどについても交渉を続けているとみられる。

(画像はイメージです)


外部リンク

チャイナネット
http://japanese.china.org.cn/business/




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