2015-09-16 21:00
社会
スマトラ島で山火事による煙害が深刻化

煙害により非常事態宣言が発令
スマトラ島では南スマトラ州・ジャンビ州を中心に山火事が発生している。その影響で煙害が深刻化しており、特にリアウ州において市民の生活に影響を与えている。リアウ州は14日、煙害に対する非常事態宣言を発令した。煙害によって、リアウ州での視界は100mから400m程度となっているほか、煙害の度合いを示す単位であるPSIは300に達している。なお、この数値は、屋外での活動は避けるべきとされる。煙害によって体調不良を訴える者がいるほか、航空機の発着にも影響が出ている。
煙はシンガポール、マレーシアに到達することも
また、インドネシア国家防災庁が衛星からの画像を分析した結果、山火事による高温地点を示す「ホットスポット」は、14日の時点でスマトラ島内において982カ所あるという。ホットスポットは、特に南スマトラ州とジャンビ州で確認されている。なお、特にリアウ州で煙害が深刻な理由としては、南寄りの風が吹いており、スマトラ島南部で発生した煙が同州に到達するためである。
インドネシアでは、スマトラ島やカリマンタン島で焼畑農業が行われるが、その煙が市街地まで届く場合があり、場合によっては煙害が深刻化する。また、インドネシア国内のみならず、南寄りの風によって隣国のシンガポールやマレーシアまで煙が到達する場合がある。
外部リンク
The Jakarta Post
http://www.thejakartapost.com/news/2015/09/14/riau
TEMPO.CO
http://en.tempo.co/read/news/2015/09/08/206698734/Riau
ジャパン・グリーンクリニック
https://www.japan-green.com.sg/jgh/corner/a13.html
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