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2016-09-15 00:00

進出

北九州市「アジア低炭素化センター」、スラバヤ市で飲料水供給改善のための調査開始

環境ビジネス
環境ビジネスプロジェクト
北九州市が設立した「アジア低炭素化センター」が、この9月から、スラバヤ市の飲料水供給改善事業を行っている。

まずは現地調査を行い、問題点や事業の実現可能性などを見極めた後、安価な飲料水の生産や共同水栓による安定供給、容器での販売などを行っていく予定だ。

スラバヤ市の飲料水問題
東ジャワ州の州都であるスラバヤ市は、人口約300万人、インドネシア第2の都市である。同市と北九州市は、2011年に「戦略的環境パートナーシップ共同声明」に署名し、翌2012年には環境姉妹都市となった。

スラバヤ市では、水道設備の老朽化などの理由で、飲料水の水質が基準を満たしておらず、住民はミネラルウォーターを購入している。とくに低所得世帯にとって、飲料水代は重い負担となっている。

北九州市が進めようとしている事業は、水質に応じた小規模分散型浄水システムを普及させ、住民に安価な飲料水を提供しようというものだ。

アジア低炭素化センターの活動
北九州市は、経済発展と環境対策を両立させるための試みとして、環境モデル都市構想を立ち上げ、それを実現していくための中核組織「アジア低炭素化センター」を、2010年に設立した。

同センターは、北九州市での実際の事例を踏まえながら、国・自治体・企業・研究者などと連携し、環境ビジネスを進めていく上での技術をパッケージ化して、海外の自治体などに提案している。

スラバヤ市ではこれまでも、廃棄物処理やリサイクルビジネスなどのプロジェクトが展開し、北九州市及び同センターは、プロジェクトを進めている企業をバックアップしている。


外部リンク

アジア低炭素化センター ホームページ
http://www.asiangreencamp.net/topix.php?p=127&enc=

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