インドネシアニュース

公益社団法人企業メセナ協議会は、1月26日、インドネシアとマレーシアの企業・文化関係者を招いて、東京フォーラム「芸術・文化を振興する企業理念とは―インドネシア・マレーシア企業における展開に向けて」を開催すると発表した。

これまでジャカルタ、東京、クアラルンプールで実施してきた「ASEAN諸国における企業メセナの促進とネットワーク構築に向けた調査・協議」の一環。

日本企業が取り組んできた企業メセナについて、社会に果たす役割などを議論し、インドネシア、マレーシア両国で実践できる同事業の可能性について探っていく。

「メセナ」とは、芸術文化支援を意味するフランス語。1988年に開催された「日仏文化サミット」をきっかけに、1990年、企業メセナ協議会が発足した。

現在、企業メセナという言葉は、企業が行う芸術文化支援という本来の意味を越えて、企業による社会貢献活動全般について使われる傾向がある。

企業メセナの具体的な取り組みには、文化活動の主催、資金援助、文化施設の運営、コンクールなどの顕彰事業、企業財団設立による助成事業などが挙げられる。

同フォーラムは、東京都港区の株式会社電通内「電通ホール」で、1月26日、15:00～16:30まで開催される。

インドネシアからは、創造都市ルジャックセンターでディレクターを務めるマルコ・クスマウィジャヤ氏、インドネシア・フィランソロピー・アソシエーションの創立者で現会長ティモセウス・レスマナ氏、インドネシア芸術連合創立メンバーで現執行委員会財務担当リンダ・ホエマー・アビディン氏が登壇し、オープンディスカッションが行われる予定となっている。

また、マルコ氏は、1月24日に東京都港区「SHIBAURA HOUSE」5階で開催される「文化拠点と地域・コミュニティ　ケーススタディ＆ワークショップ」にも参加する。

参加を希望する場合は、企業メセナ協議会のホームページからリンク先へ行き、申し込みを行う。

（画像は公益社団法人 企業メセナ協議会 ホームページより）

外部リンク

公益社団法人 企業メセナ協議会　ホームページ
http://www.mecenat.or.jp/ja/events/post/_asean/