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2015-12-25 23:00

政治

日本・インドネシア外務・防衛の閣僚協議開催

外務・防衛の閣僚協議
外務・防衛の閣僚協議開催
17日、日本政府はインドネシアとASEAN加盟国では初となる、外務・防衛の閣僚協議(いわゆる「2+2」)を東京都内で開いた。

日本側から岸田外務大臣と中谷防衛大臣、インドネシア側からルトノ外相とリャミザルド国防相が出席した。

防衛協力の強化を意識して、日本からの防衛装備品、技術の移転に関する協定の交渉開始や、来年、外務・防衛の事務レベルの協議を行うことを確認した。

中国をあまり刺激したくない思わくも
中国の南シナ海における人工島の造成問題をめぐっては、日本側がASEAN一体のメッセージ発信が重要であり、効果的、と積極的な関与を求めた。

これに対し、インドネシア側はあくまでも「国際法を順守して、緊張を高めるような活動を行わないよう求めていく」とした。背景には、中国をあまり刺激したくない、との思惑もあるとみられる。

具体的な防衛協力・交流を画策していくことで一致
会談後の記者会見で、岸田大臣は戦略的パートナーとしてインドネシアとの協力関係を一層強化し、積極的にな平和貢献に意欲を示した。

来年はインドネシアが主催する、多国間共同訓練「コモド」も開催される。中谷防衛大臣から「コモド」への参加などを通じ、より強固な海洋安全保障を構築できるための支援や防衛装備・技術協力などの実質的な協力を進めたい、との意向も示された。

日本とインドネシアのさらなる関係強化を目指し、具体的な防衛協力・交流を画策していくことで一致した。

また、リャミザルド国防大臣は日本の提案を歓迎するとともに、2016年に第2回目の日・ASEAN防衛担当大臣会合を開催することを提案した。


外部リンク

外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea2/id/page4_001646.html

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