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2016-02-02 22:00

経済

インドネシアの新車販売台数 前年比4.3%減の見通し

新車販売台数
マレーシア・タイと比較すると大幅な減少に
米を本拠とする市場調査会社の日本法人、フロスト&サリバン ジャパンは1月28日、2016年のASEAN自動車市場の見通しについて発表した。

それによると、マレーシア・タイ・インドネシアともに新車販売台数は減少の見通しであるという。前年比でマレーシアは1.44%、タイは1.3%の減少にとどまるが、インドネシアは4.3%と大幅な減少が見込まれている。

インドネシアの2016年の新車販売台数は、96万9100台にとどまる見込みだ。

新車販売は減少するも、商用車は需要増が期待される
新車販売台数減少の要因としては、商品市場の停滞や価格の低迷にルピア安が加わり、インドネシア経済の落ち込みが予測されているためだ。

ルピア安により、完成車の輸入価格上昇が見込まれる上に、自動車部品の輸入価格上昇も見込まれていることから、同国内の自動車価格は全般的に上昇する可能性があるとされている。

しかしながら、経済特別地域(SEZ)への投資増やインフラ支出の増加、中小企業への開発支援など、同国政府は経済活性化に向けた政策を打ち出していることから、商用車の需要拡大が期待されている。


外部リンク

フロスト&サリバン ジャパン(プレスリリース)
http://www.frostjapan.com/232/pressrelease01282016/

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