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2016-02-27 11:00

経済

インドネシア政府がスクーク(イスラム債)を発行中

スクーク
有利な利回りのスクーク(イスラム債)
2月19日から3月4日まで、インドネシア政府は3年間で満期に至るスクーク(イスラム債)を、8.3パーセントのクーポンつきで、その額面で売りに出している。

今回のスクークを購入すれば、預金保険機構の保証する7.5パーセントの利息よりも0.8パーセント高く、中央銀行が設定した標準利息である7パーセントの利息よりも1.3パーセント高い利回りを得ることができるという計算になる。
税収の不足を国債発行で補う
財務省の資金調達及びリスク管理に関する事務局長Robert Pakpahan氏によれば、25兆ルピーから30兆ルピー(18億5,000万ドルから22億5,000万ドル)を起債する予定がある。

2016年の国家予算は273兆2,000億ドルも不足しており、これはインドネシアのGDPの2.15パーセントにあたる金額だ。
富裕層を市場への投資に引き寄せる狙いも
インドネシアの富裕層は金や資産を買い込み、市場に投資しない傾向がある。

国家による利回り保証がある今回のスクークがインドネシアの富裕層を市場への投資に引き寄せる呼び水となることを期待している、と財務大臣Bambang Brodjonegoro氏はいう。


外部リンク

インドネシア財務省
http://www.kemenkeu.go.id/en
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