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2016-04-01 18:00

社会

ジャカルタの渋滞対策「3 in 1」 廃止の方向へ

3 in 1
「3 in 1」で渋滞解消は期待できない
ジャカルタ特別州のバスキ知事は、ジャカルタの渋滞対策として実施されている「3 in 1」の廃止を検討している。

「3 in 1」とは、ジャカルタ中心部の渋滞対策のため、朝夕の通勤時間帯は1台の車に3人以上乗っていなければならない、というルールである。

来週より、中央ジャカルタの主要な通りで「3 in 1」の実施を停止し、状況を見据えた上で最終的に廃止にするかどうかを判断するとしている。

また、インドネシア消費者財団(YLKI)も「3 in 1」の実施によって渋滞の解消が期待できないとの見方から、同知事が提案した政策を支持している。

児童らにジョッキーの強制労働を行わせる例も
「3 in 1」の制度に乗じて、ジャカルタでは「ジョッキー」で稼ぐ人々が見られる。

「3 in 1」が適用される通りでは、一人で運転している車は通行できない。しかし、ジョッキーらはその車に乗り込み、運転手から報酬を得るのである。なお、ジョッキーの行為は違法だ。

先週、南ジャカルタ警察署は、児童らをジョッキーとして強制労働させている4人を逮捕した。容疑者らは、児童らをジョッキーとして労働させるため、児童らを1日20万ルピア(約1700円)でレンタルしていたと見られる。


外部リンク

The Jakarta Post
http://www.thejakartapost.com/news/2016/03/30/no-3-1

TEMPO.CO
http://en.tempo.co/read/news/2016/03/29/057757813/YLKI

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