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2016-05-11 10:00

経済

商船三井、バリ島ベノア港を拠点としたLNGシャトル輸送を開始

商船三井
LNG船トリプトラが輸送開始
商船三井は6日、ペリンド・エネルギー・ロジスティック社(PEL)向けに、インドネシアのバリ島ベノア港とボンタン基地間で、LGNのシャトル輸送を開始したことを発表した。

同用船期間は、2016年4月からの7年間で、年間20~30万トンのLNG輸送量を見込んでいる。LNG船TRIPUTRA(トリプトラ)は、LNGをボンタン基地からベノア港までシャトル輸送し、同港に係留された浮体式LNG貯蔵設備に揚荷する役割を担う。

LNG船トリプトラは、メンブレン型の貨物タンクを搭載し、容量は2万3014立方メートルとなっている。船主は、商船三井やインドネシアにおけるパートナー企業などで構成され、商船三井はそのうち19.1%出資している。

商船三井のLNG内航プロジェクトは2件目
トリプトラがベノア港にて揚荷した後、同じく同港に係留されているPEL社の浮体式再ガス化設備へ輸送し、再ガス処理したうえでバリ島の発電所へガスを販売する。同手法は、画期的なLNGの輸送販売形態となるため、業界内で注目を集めるプロジェクトとなっている。

インドネシアにおけるLNGの内航輸送プロジェクトは、20012年に1件目がジャカルタ沖にて輸送を開始しており、同件で2件目となる。商船三井は世界最大級のLNG船保有並びに管理会社として、外航のみならず内航輸送分野において積極的にビジネス展開していく考えだ。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

商船三井プレスリリース
http://www.mol.co.jp/pr/2016
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