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2016-11-06 02:00

社会

コーランを侮辱、JKT州知事への抗議に5万人

ジャカルタ
金曜礼拝後、5万人がデモ行進
ジャカルタ特別州知事のバスキ・プルナマ氏がコーランを侮辱したとして、約5万人のイスラム教徒が4日、ジャカルタに集結し、抗議の声を上げた。

ジャカルタ中心部のイスティクラル・モスクに集結したデモ隊は、大統領官邸やジャカルタ特別州庁舎に向けてデモ行進した。多くのデモ参加者は金曜礼拝後に合流したと見られる。

政府に圧力をかける意図
このデモを主催したのは、ハードライン・ムスリムの団体として知られる「イスラミック・ディフェンダーズ・フロント」。

来年2月には特別州知事選挙が行われるが、この団体は「知事が、コーランの節を用いて演説する対立候補を侮辱した。」として、インドネシア政府に対し、知事を訴追するよう迫っている。

あるデモ参加者も、
知事はムスリムではない。そしてコーランを侮辱した。(Channel NewsAsiaより)

と話し、誤った解釈をするのであれば、コーランについて触れるべきではないとの認識を示した。

アホックを監獄へ
「アホック」の愛称で知られるバスキ氏は、ジャカルタ特別州知事としては初のキリスト教徒だ。

デモは概ね平和的に行われたが、中には「アホックを監獄へ」「アホックはイスラムの敵」などと書かれたプラカードを掲げ行進した。

警察によると、機動隊と軍から約2万人がデモの警備のために投入された。


外部リンク

Channel NewsAsia
http://www.channelnewsasia.com/

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