インドネシアニュース

森林保全団体more trees（モア・トゥリーズ）は、今年からインドネシアにおける森林再生活動「オランウータンの森　再生プロジェクト」を開始したことを記念して、12月7日、東京恵比寿のEIJI PRESS Labにてイベントを開催すると発表した。

同団体は音楽家の坂本龍一さんが代表を務め、国内外における植林や森林保全活動、各種イベントなどを通じた広報・啓発活動を行っている。

モア・トゥリーズが森林再生プロジェクトを行うカリマンタン島では、昨年の大規模な火災によって、オランウータンのリハビリ用地として保護されていた森林の約15％が消失した。

また、同国ではパームオイルやパルプの生産のため、過剰な木材の伐採が長年にわたり行われており、その結果オランウータンの住み処が奪われているという現状もある。

日本人もその問題に対して無縁とはいえない。日本の戦後における経済成長は、同国をはじめとした途上国の安価な木材、パームオイルやパルプなどの輸入に頼ってきた一面がある。

同団体は、火災跡地への植林や、火災発生に備えるための貯水池・防火帯の設置などを行うことで、森の再生を目指していく。また、現地ツアーの実施により、カリマンタン島の森の現状を知ってもらう努力を続けていく計画だ。

来月行われるイベント「more trees night～森と動物とわたし～」では、同国の森林の現状や、日本人とオランウータンとの意外な関わりなどを紹介する講演が開かれる予定。

参加費は一般1,000円。参加費のうち500円はモア・トゥリーズの同プロジェクトに寄付される。申し込みは下記サイトより。

外部リンク

more trees night～森と動物とわたし～
http://peatix.com/event/212310

社団法人モアトゥリーズ　ホームページ
http://more-trees.net/