2015-12-29 09:00

テクノロジー

住友商事、石炭火力発電所の拡張プロジェクトを実施

拡張プロジェクト
関西電力およびインドネシア企業との協業プロジェクト
住友商事株式会社は、関西電力株式会社およびインドネシア企業のユナイテッド・トラクターズ(UT)とともに、インドネシアにおけるタンジュン・ジャティB石炭火力発電所内5・6号基の、拡張プロジェクトを実施すると発表。それにより12月21日付けで、インドネシア国営電力会社となるPLNとの間で長期売電契約を締結した。

インドネシアの電力事業計画の中核案件となる位置づけ
インドネシア政府は、2019年までに35,000MWの新規発電所建設を目指しており、今回の事業はその中でも中核を担う案件となる。

同事業は、インドネシアのジャワ島中部にある「タンジュン・ジャティB石炭火力発電所」に既設の、1~4号基に隣接した土地に、1,000MWの高効率な超々臨界圧石炭火力発電設備ユニットを2基、合計2,000MWを新設するもの。

発電所の竣工は2020年を予定。同事業は発電所の商業運転開始後は25年間にわたり現地に設立した事業会社を通じて、発電所の運転と保守および売電を行う。そして資金回収後は公共側に施設を譲渡する方式(BOT方式)をとるプロジェクトとなる。

総事業費は約5,000億円はプロジェクトファイナンスにて調達
発電所建設において、同社はこれまでに蓄積された発電所EPC(建設工事請負契約)ビジネスにおけるノウハウを最大に活用していく。使用される主要機器においては日本製品を採用する予定で、日本から高品質のインフラ投資に貢献することになる。

また関西電力は、インドネシア最大のコングロマリットのアストラグループ傘下企業であるUTとともに、別途O&M(施設のオーナーの代わりに運転管理業務や維持管理業務を行う)会社を設立する予定となっている。

総事業費は約5,000億円を予定、その資金はプロジェクトファイナンスにて調達することになっている。

(画像はニュースリリースより)


外部リンク

住友商事株式会社 ニュースリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=29092

住友商事株式会社
http://www.sumitomocorp.co.jp/
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