2015-01-04 23:00
社会
パナソニック・インドネシアで環境保護と教育支援

インドネシアでパナソニック
家電製造大手のパナソニック株式会社は12月17日、インドネシア教育文化省・ユネスコジャカルタ事務所・PT. Taman(インドネシアにある遺跡を管理している政府が設立した国有法人)と「ユネスコ世界遺産の保護と保全」「ボロブドゥール、プランバナン、ラトゥ・ボコ遺跡周辺地域の若者の持続可能な発展を目的とした教育文化事業の促進」について締結されていた基本合意に基づき、共同プロジェクトを開始した。パナソニックはどのようなことをするの?
今回のプロジェクトでは世界遺産に登録されている「プランバナン寺院遺跡群」で使われるライトアップ用のLEDを寄贈することと、周辺地域の教育支援事業を行う。ブランバナン寺院遺跡群では今までライトアップ用のライトとして「ハロゲン灯」と呼ばれるライトを使っていた。このライトは「HIDランプ」とも呼ばれ自動車のライトにも使われているがLEDに比べて消費電力が多く、点灯までに時間がかかるデメリットがある。
また電球交換もLEDに比べると短期間で行わなければならないことから、LEDへの交換により省エネ効果やライトに関してメンテナンス効率の向上を可能にすることができる。
電気屋さんが教育!
周辺地域での教育支援事業では「持続可能な成長、環境技術、クリエイティブな経済活動、自然災害の軽減をテーマにした世界遺産保護に関するフォーラム」と「クリエイティブ産業および持続可能な観光事業の開発のためのキャパシティー・ビルディング・トレーニング」を行う。これは地元の若者や企業・政府と連携し将来にわたって遺跡周辺で観光事業や経済活動を行うために行われる教育である。
将来遺跡周辺で経済活動を行うことになる若者に教育の場を提供し、将来にわたってその周辺で生活することができるようにというのが今回のプロジェクトの狙い。パナソニックは今後も4者の基本合意を通じて世界遺産の保護や教育に関する支援を続けていく方針だ。
外部リンク
インドネシア政府、ユネスコ、パナソニックが共同でインドネシアにおける環境保護と次世代教育を支援
http://news.panasonic.com/press/
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