2016-12-09 12:00
社会
ニチレイグループ、10年目となるカリマンタン島環境保全活動
「生命(いのち)の森プロジェクト」
ニチレイグループは、カリマンタン島北部、同社ブラックタイガーエビ養殖場がある地域において、収益金の一部を使った環境保全活動「生命(いのち)の森プロジェクト」を2006年から続けている。同プロジェクトは、環境保全団体であるWWFインドネシアの協力のもと、現地生産者と協働で行っているマングローブ林の再生活動。
2016年10月時点で、植樹を達成した面積は合計約302ヘクタール、東京ドーム65個分となった。
環境への負荷を最小限に
同島におけるエビの養殖は、環境への負荷を最小限にするため、もともとの自然環境を活用した「粗放養殖」と呼ばれる手法を用いている。まず、大潮の満潮時に、自然の地形を利用した養殖池に水を引き、稚エビを放流する。エビにはエサを与えず、カリマンタンの自然の恵みに稚エビの生育をゆだねる。そして約3ヶ月後、潮が引く時期に合わせて池揚げが行われる。
製品化されたブラックタイガーエビは、自然な食感が楽しめることに加え、加熱調理後の鮮やかな発色が高評価を得ている。
同地域の自然環境の悪化は、その場所に生息する動植物が危機にひんすることに加え、同社の粗放養殖事業の継続にも危機的な影響を与える可能性が高い。
新プロジェクト
同社は昨年7月から、WWFが展開する「北カリマンタン 海と森の保全プロジェクト」について、協働した取り組みを始めている。北カリマンタン州政府の土地利用計画に直接働きかけることを通して、環境に配慮した経済活動の推進と、動植物の環境保全の観点から現地住民への啓発・トレーニング活動を進めていく計画だ。
外部リンク
ニチレイグループ プレスリリース
http://www.nichirei.co.jp/news/2016/285.html
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