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2017-01-09 00:00

進出

花王、インドネシアに新工場、海外における収益力向上を目指す

花王
年産約10万トンの新工場
花王は、アピカルグループと提携し、脂肪酸製造会社PT Apical Kao Chemicalsを設立すると発表した。資本金は設立時2,500万米ドル。インドネシア・スマトラ島Riau州に、年産約10万トンの新工場を建設する。操業開始は2019年の予定。

アピカルグループは、現地にプランテーションを保有し、主にアジアで油脂・油脂誘導体の製造、販売を行っている。

花王の成長戦略
花王は昨年12月、今後の成長戦略として「花王グループ中期経営計画 K20」を策定した。

同計画は、事業活動において、社会貢献(“社会のサステナビリティへの貢献”)と、利益の獲得(“利益ある成長”)を両立させ、「グローバルで存在感のある会社『Kao』」を目指していくというもの。

同社は2030年までに売上高2兆5000億円と、2015年比約1.6倍増を目指す。そのうち海外における売上目標は、15年比2倍以上の1兆円としているため、今後さらなる海外展開が予想される。

東南アジアでの展開
インドネシアの新工場は、フィリピン、マレーシアに続き、東南アジアにおける油脂製品の生産拠点として3カ所目となる。油脂原料が豊富な同国に新工場を設立することで、原料の安定調達と、東南アジア地域における生産拠点の最適化を図るのがねらい。

同社は、経済成長が続くASEAN諸国を中心に、東南アジアにおけるケミカル事業の拡大と収益力向上の基盤づくりを目指す方針だ。

(画像は花王株式会社ホームページより)


外部リンク

花王株式会社ホームページ
http://www.kao.com/jp/corp_news/2016/20161228_001.html

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