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2015-01-04 23:00

進出

NEXCO西日本・インドネシアで道路事業参入

高速道路事業
インドネシアでNEXCO?
高速道路事業を手がけるNEXCO西日本とおよび日本高速道路インターナショナル株式会社は2014年12月24日、11月18日にインドネシア共和国にあるビンタロースルボン道路を運営する契約を締結したことから同道路を運営しているビンタロースルボンダマイ社の株式を4%取得したことを発表した。

買収額は3.5億円であり、日本の高速道路会社では初めてインドネシア共和国での事業に進出することになる。
なぜインドネシアで道路を運営?
日本での高速道路事業のノウハウは戦後培われてきたものであるが、その技術水準はとても高く海外のインフラ整備へ貢献できるとされてきた。

政府も日本のインフラを輸出するため海外の「道路PPP(官民パートナーシップ)」事業への参入を後押ししてきた結果、今回NEXCO西日本のインドネシア進出が決まった。

NEXCO西日本では以前から調査をしており、2011年7月から同社のインドネシア駐在事務所にて市場調査を行ってきた。2013年6月には日本の高速道路事業に強い興味を抱いたヌサンタラインフラストラクチャー社との間で事業参入の調査協力に関して覚え書きを締結している。

どのようなことを行うの?
今回の事業参入ではビンタロースルポンダマイ社の株式を取得することによってパートナー関係を築いている。この会社は道路運営を目的として作られた会社であるものの、大半の株式をマルガウタマヌサンタラ社が取得しておりその親会社が先ほど市場調査に協力してきたヌサンタラインフラストラクチャー社である。

このように道路運営を目的とした会社の株式を購入することによって、親会社との関係性を強めるばかりではなく資本提携への一歩を踏み出したことになる。

今後はNEXCO西日本が今まで培ってきた道路の維持管理のノウハウを最大限活用し、日本とは異なるインドネシアの環境は地理的条件に合わせて様々なアドバイスや提言を行っていく方針。

参入には聞き慣れない会社の名前も
今回のインドネシア進出で「日本高速道路インターナショナル株式会社」という会社も名乗りを上げている。この会社は普段耳にすることがない会社だ。

この会社は日本道路公団解体時に作られた高速道路会社(NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本、首都高速、阪神高速)が出資して設立された会社で、このような海外進出などを主に手がけている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

NEXCO西日本・インドネシア高速道路事業に参入します
http://corp.w-nexco.co.jp/

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