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2015-10-06 17:00

経済

コーヒー豆 大幅な減産の見込み 干ばつが原因

インドネシア産コーヒー豆
コーヒー豆の収量は、20年ほど前の水準に減少の見込み
インドネシアのコーヒー輸出業者協会(AEKI)は、エル・ニーニョ現象による干ばつが今年12月、もしくは来年1月まで続いた場合、同国の2016年のコーヒー豆収穫量は40万トン程度となり、20年前ほど前の水準に減少すると予測している。

同協会は当初、2016年のコーヒー豆収穫量を50万トンと推計していた。なお、干ばつがさらに長期化した場合、40万トンを下回る可能性があるという。

エル・ニーニョでインドネシアは干ばつに見舞われやすい
エル・ニーニョ現象が発生した場合、赤道付近に位置するインドネシアは雨の少ない状態が続き、干ばつになりやすい。オーストラリア気象局は、今年のエル・ニーニョ現象は1997年以来の強さで、年末がそのピークになると予測している。

インドネシアの2014年のコーヒー豆収穫量は約68万トンであったが、今年はエル・ニーニョ現象の影響で45万トンと大幅な減少が見込まれている。また、同国ではコーヒー豆のみならず、多くの作物の生育に影響が出ている。

AEKIでは、アメリカやヨーロッパにおいてインドネシア産アラビカ種の需要が高まっていることから、来年に向けて価格が上昇すると予想している。


外部リンク

The Jakarta Post
http://www.thejakartapost.com/news/2015/10/02/coffee

Bloomberg
http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-10-02/el-nino

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