2015-10-10 15:00
社会
スラウェシ島北部で新種のネズミ 「ブタバナラット」が発見

鼻がブタのような形の新種動物
オーストラリア、インドネシア、アメリカの研究者チームは、スラウェシ島北部の山あいで「ブタバナラット」と呼ばれる新種のげっ歯動物を発見した。ブタバナラットの主な特徴は、鼻孔がブタのように前方を向いていること、後ろ足が長いこと、大きな耳を持つこと、口が小さいこと、長い前歯を持つことである。体長は約45cm、体重は約250gである。
ブタバナラットは、肉食性で、ミミズやカブトムシの幼虫などをえさとしているとみられる。また、研究者らはブタバナラットを、オーストラリアやその周辺の島々に生息する動物、バンディクートのネズミ版であると特徴づけた。
スラウェシ島では独自の進化がみられる
調査に参加したオーストラリア・メルボルンのビクトリア博物館、 Kevin Rowe博士は、森の中で、これまでに記録がある在来種とは明らかに違う新種の哺乳類を発見したことは、驚きだ。(ABCより)
と、新種の発見に驚きを隠せない様子だった。
Kevin Rowe博士によると、昨年はスラウェシ島において水陸両生で歯のないネズミを発見したというが、新たに発見されたブタバナラットは、昨年発見されたネズミとは別物であるという。スラウェシ島では、動物が独自の進化を遂げているとみられる。
外部リンク
ABC
http://www.abc.net.au/news/2015-10-06/scientists
BBC
http://www.bbc.com/news/world-asia-34451265
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