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2015-10-18 06:00

社会

マレーシアとパーム生産に関する枠組み「CPOP」に合意

パーム油生産
パーム生産区域の設定やパーム油備蓄量を管理
ジョコ大統領とマレーシアのナジブ首相は11日、ジャカルタ近郊の都市ボゴールの大統領宮殿で、環境的に持続可能なパーム生産の枠組みとして、「パーム油生産国会議」(CPOP)に合意した。

主な内容は、パームの生産区域を設定することや、パーム油の備蓄量を管理することなどである。

干ばつ、山火事、反対運動など課題は多い
パーム油の生産量は、インドネシアとマレーシアの両国で世界の85%を占めており、両国の重要な産業となっている。

しかし、今年はエル・ニーニョ現象による干ばつが続いていること、スマトラ島、カリマンタン島を中心に山火事が続いていることから生産量の減少が懸念されている。

パーム油生産において早急に解決すべき問題は山火事だ。インドネシア国内でも消火活動は進められているが、マレーシアも、山火事の消火活動に協力しており、消火隊を増員する準備もあるという。

さらに、パームの生産においては、熱帯雨林の減少と生活環境の悪化が懸念されることから、反対運動も根強いのが現状だ。CPOPは、パームの生産区域を設定することで、反対運動を抑制する方針を掲げている。


外部リンク

The Jakarta Post
http://www.thejakartapost.com/news/2015/10/12/indonesia

NEW STRAITS TIMES
http://www.nst.com.my/news/2015/10/international-palm-oil

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