インドネシアニュース

ジャワ島中部にあるラウ山で19日、登山者らによるたき火の不始末が原因とみられる山火事が発生し、少なくとも7人が死亡、2人が重体となっている。

少なくとも50人いるとみられる登山者らは18日、ラウ山登山道の第3休憩所と第4休憩所の間にある草原でたき火をしていた模様だ。

東ジャワ州マゲタン県の捜索救助隊は同日から捜索を開始したが、日没となったため翌19日に捜索を再開、7人の登山者は遺体で発見された。また、重体の2人は周辺の病院に搬送された。

さらに、現場付近には行方不明者がいるとみられ、救助隊は捜索を続けている。登山者の多くは、同州ガウィ県の在住者とみられている。

ラウ山は中部ジャワ州に位置する火山で標高は3265m。噴気孔は南側の斜面の2550m付近にある。

同山の山火事は、今月に入り2件目であるほか、8月にも山火事が発生している。インドネシアでは、エル・ニーニョ現象による干ばつで雨の少ない状態が続き、空気が乾燥していることから、火災が発生しやすい状況となっている。

外部リンク

ANTARA NEWS
http://www.antaranews.com/en/news/101055/sar-team

Jakarta Globe
http://jakartaglobe.beritasatu.com/news/mount-lawu-fire

ラウ山（Wikipedia）
https://ja.wikipedia.org/wiki/ラウ山