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2015-10-16 20:00

社会

JICA インドネシア森林火災に対し、消火剤を緊急供与

インドネシア森林火災
森林火災、煙害は過去最悪の規模か
国際協力機構(JICA)は13日、インドネシア政府からの要請を受け、緊急支援物資として消火剤2000リットルを供与すると発表した。至近便で輸送する予定だが、13日時点では、輸送日程は調整中であるという。

インドネシアではスマトラ島やカリマンタン島を中心に、6月中旬から森林火災による煙害が発生している。火災の主な原因は野焼きや泥炭からの発火とみられており、同国をはじめとして、周辺国のシンガポールやマレーシアなどでも深刻な大気汚染が引き起こされている。

9月26日時点での現地当局の発表によると、同国の煙害で健康被害を受けた人の数は11万人にのぼるほか、現地の報道によると死者も発生しているといい、過去最悪の被害になるとみられている。

日本、シンガポール、マレーシア、ロシアが支援へ
インドネシア政府は、森林火災と煙害の早期解決を図るため、各国に支援を要請した。支援には、日本以外にシンガポール、マレーシア、ロシアが応じた。

同国では乾期になると毎年のように煙害が発生するが、今年は、エル・ニーニョ現象によって同国では干ばつが長期化しており、森林火災と煙害が拡大している。


外部リンク

JICA(プレスリリース)
http://www.jica.go.jp/information/jdrt/2015/20151013.html

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