インドネシアニュース

インドネシア国家災害対策庁（BNPB）は、スマトラ島とカリマンタン島の山火事による煙害が、ジャワ島にも拡大し始めたと説明した。

同庁が10月24日に気象衛星ひまわりの画像を解析した結果、煙害による煙がジャワ海を覆っており、煙がジャカルタに向かっていることが明らかになった。

航空機の離着陸には視界3900mが必要とされているが、バンドンの空港では視界が3000mに低下したため、着陸予定の6機の航空機は、ジャカルタ郊外のスカルノハッタ国際空港への着陸に変更した。

ジャカルタ近郊に位置するバンテン州では視界が5km程度に低下しているが、ジャカルタ市街地においては、24日の時点では朝方は空が暗く見えたものの、煙害による大きな影響はないとされる。

煙害はインドネシアの近隣諸国にも及んでおり、マレーシアやシンガポールのみならず、フィリピンにまで広がっている状況だ。スマトラ島やカリマンタン島で広がる森林火災は、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、ロシアが消火活動を行っている。

外部リンク

The Jakarta Post
http://www.thejakartapost.com/news/2015/10/24/haze-spreads

COCONUTS JAKARTA
http://jakarta.coconuts.co/2015/10/26/bnpb-calls-calm