インドネシアニュース

インドネシア中央銀行のマルトワルドヨ総裁は11月17日、2015年の同国の経済成長率は4.7％～4.8％との見通しを発表した。同銀行は年初の段階において、同国の経済成長率は4.7％～5.1％との見通しを発表していた。予測数値の範囲内では低い水準にとどまるものの、最終的には予測の範囲内に収まる見込みだ。

経済成長率が低い水準にとどまる要因としては、資源価格の低下と、中国経済の減速をはじめとした世界経済の減速があげられる。

同総裁の発表によると、同国の第三四半期（7月から9月）の経済成長率は4.73％で第二四半期（4月から6月）の経済成長率4.67％と比較すると伸び率は高くなった。

その要因として、インドネシアではインフラ整備プロジェクトが進められており、公共投資額が増加の傾向にあるほか、国内消費が堅調に推移していることがあげられる。

また、同総裁は、第4四半期（10月から12月）の経済成長率は、インフラ整備プロジェクトの進行によって、さらに伸びるとの見通しを示した。

外部リンク

ANTARA NEWS
http://www.antaranews.com/en/news/101520/bi-predicts

INDONESIA FINANCE TODAY
http://en.ift.co.id/posts/bi-revises-2015-economic-growth