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2015-11-06 20:00

社会

米国最後のスマトラサイ スマトラ島へと移動 今後の繁殖に期待

スマトラサイ
空路、海路、陸路あわせて36時間の長旅に
米オハイオ州・シンシナティの動物園で生まれた8歳で雄のスマトラサイ、ハラパンは米国を出発し、11月2日にスマトラ島のサイ特別保護区に到着した。スマトラサイに名付けられた名前、ハラパンは「希望」を意味する。

空路、海路、陸路合わせて36時間の長旅となったが、食欲が旺盛であり、十分に適応している様子だった。

絶滅危惧種のスマトラサイ 現在は世界で100頭ほど
スマトラサイは絶滅危惧種に指定されており、現在は世界で100頭程度しか生息していないとされている。

ハラパンは、米国においての最後のスマトラサイであったが、米国には雌のスマトラサイがいないことから、繁殖のためにインドネシアに移されることとなっていた。

ハラパンは2週間の検疫の後、保護区へと移される。保護区へと移された後は、3頭の雌のうち1頭と繁殖が行われる予定である。

ハラパンの兄にあたるアンダラスは、2007年にロサンゼルスの動物園からスマトラ島へと移され、繁殖が成功した。ハラパンもアンダラス同様に繁殖の成功が期待されているほか、スマトラサイの個体数増加への期待も寄せられている。


外部リンク

Yahoo!News
http://news.yahoo.com/rare-sumatran-rhino-hope-arrives

WLWT5
http://www.wlwt.com/news/harapan-the-sumatran-rhino-safely

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