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2015-11-30 17:00

社会

インドネシアでワニが看守を務める囚人収容施設の建設を計画

国家麻薬取締庁
獰猛なクロコダイルを配置し、囚人の脱獄を防止
インドネシアの麻薬取締当局は看守として人間の代わりにワニを導入した囚人収容施設の建設を検討していることを明らかにした。主に薬物関連の犯罪による死刑囚を収監する施設で、隔離された監獄用の島に建設する予定だが、場所や開設時期などは未定とのことだ。

人間の看守と違って買収される心配がないワニを導入することによって、囚人たちの脱獄を防止するねらいがある。一番凶暴な種類のクロコダイルを可能な限り多く配置する方針で、この計画を以前から提唱していた国家麻薬取締庁のブディ・ワセソ(Budi Waseso)長官自ら国内各地を視察し、クロコダイルを探す予定だという。

刑務所内に蔓延する薬物汚染
インドネシアは麻薬犯罪に対する刑罰が厳しいことで知られている。今年4月には外国人の麻薬犯罪者7人が銃殺刑にされ、世界的に注目を浴びた。

ジョコ・ウィドド(Joko Widodo)大統領は麻薬犯罪には死刑を含む厳罰を以て臨むという姿勢を崩していないが、麻薬犯罪の件数は増加しており、頭を抱えている状況だ。

刑務所内においても薬物汚染が蔓延しており、受刑者や看守が薬物犯罪で逮捕されたり、他の犯罪で収監されている囚人が麻薬組織に勧誘されるなどといった出来事が頻発している。

(画像はイメージです)


外部リンク

インドネシア警察公式ホームページ
http://www.polri.go.id/

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