2015-12-08 17:00
政治
岸田外相、インドネシアとの初の2プラス2開催を発表

焦点は“南シナ海”と“テロ”
岸田 文雄外相は4日、今月17日に東京都内において、インドネシアとの外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を開催する方向で調整中であることを発表した。インドネシアをはじめ東南アジア諸国連合との初の2プラス2会議に向けて岸田外相は、「南シナ海情勢に関する率直な意見交換と、テロ対策を議論したい」との意気込みを報道陣に対して語っている。
インドネシアは世界有数の“イスラム大国”であるが、「9・11同時多発テロ事件」を皮切りとした世界的なテロ対策の強化気運向上の中で、同国内においても2002年10月12日に「バリ島爆発テロ事件」が発生するなどの事態を受けて、同年10月19日には「テロ犯罪撲滅に関する法律に関わる政令」が施行されている。
5年間で193件のテロ関連事件が発生しているインドネシア
米国の国家テロ対策センターがまとめた情報によれば、2004年から2009年までの5年間でインドネシア国内におけるテロ発生件数は193件とされている。在留邦人保護の観点からはもちろん、日本の経済権益を考慮した上でも大きな脅威の芽が潜んでいるということができるだろう。
経済権益という点では南シナ海問題においても同じことがいえ、日本は直接の当事者国ではないとはいえ、世界普遍的な国際環境に身を置くものの立場から、意見表明をしていく必要性があると思われる。
(画像は外務省HPより)
外部リンク
外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/
インドネシアにおけるテロ脅威
http://www.sjnk-rm.co.jp/publications/pdf/r13.pdf
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