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2016-01-13 09:00

経済

ロシア 鉱業・航空・造船などインドネシアへの投資拡大へ

ロシア
インドネシアとロシアの貿易額は、近年急増の傾向
ジョコ大統領とロシアのデニス・マントゥロフ産業貿易相は1月8日、大統領宮殿にて会談した。ロシアは、東南アジアで最も経済規模の大きいインドネシアに対し、インフラ整備の投資を拡大していきたい考えだ。

インドネシア外務省によると、ロシアのインドネシアに対する投資額は、世界の国々および地域の中で27番目にとどまっているが、インドネシアとロシアの貿易額は近年急増しており、昨年の二国間貿易額は35億2000万ドル(約4100億円)に達したという。

西カリマンタン州に精錬所建設の意向
インドネシアは、近年経済成長率が伸び悩んでいるものの、諸外国からは有望な投資先と見られている。その理由の一つに、豊富な資源を有していることがある。

同国ではアルミニウムの原料となるボーキサイトやニッケル鉱石などが産出されるが、インドネシア新鉱業法により、純度の低い未加工の状態では鉱石を輸出できず、鉱石は純度の高い状態で輸出しなければならない。

そのうえ、鉱業従事者からは、生産量を増加させて輸出を増やしたい考えから、精錬所建設の要望が上がっている。

その問題を解決するため、同産業貿易相は、西カリマンタン州にアルミナの精錬施設と、ニッケルの精錬施設を建設する意向を示した。

そのほか、ロシア側は、航空、造船の分野においても二国間における協力を提案した。また、インドネシア側は、今後ロシア側との経済関係を強化していきたい考えを示した。


外部リンク

The Jakarta Post
http://www.thejakartapost.com/news/2016/01/09/indonesia

Sputnik
http://sputniknews.com/business/20160108/1032849022

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