インドネシアニュース

2月22日、ジャカルタの大統領宮殿で開催された会議において、ジョコ大統領は、インドネシアの防衛力強化に伴い、現時点における軍事費がGDP比で1.1％に達すると述べた。昨年の軍事費はGDP比0.89％であったことから、防衛費は増加傾向にあることが分かる。

また、同大統領は経済成長率6％を目標としており、今後、防衛費はGDP比1.5％に引き上げ、額にして250兆ルピア（約2兆800億円）に引き上げるとしている。

インドネシアは国土と領海を全て含めた場合、3分の2が海洋で占められているが、同国は多くの島々で構成されている上に、領海は広大な面積を有する。

同大統領はそのような地理的条件であることから、将来戦争となった場合に備え、防衛力を高める必要があるとの考えを示している。

そのほか、インドネシア空軍の基地は、ジョグジャカルタやマディウンなど、現時点ではジャワ島内に集中していることから、今後は、パプア州のビアク島や北マルク州のモロタイ島など、同国東部など防衛の拠点となる地域において空軍基地の開発を行う見通しだ。

外部リンク

The Jakarta Post
http://www.thejakartapost.com/news/2016/02/23/indonesia

TEMPO.CO
http://en.tempo.co/read/news/2016/02/23/055747548/TNI