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2016-03-08 15:00

社会

効率的な海上輸送体系を構築し、経済格差の是正を図る

海上輸送
カリマンタン島とジャワ島を結ぶ航路でトライアル輸送を実施
国土交通省は、2016年3月10日~17日に、カリマンタン島のバリクパパンとジャワ島のジャカルタを結ぶ航路にて、海陸一貫輸送のトライアル輸送を実施することを、4日公表した。

同トライアルは、日本の高品質な物流体系をアジアへ展開するため国土交通省が主導する、物流パイロット事業の一環として実施される。

RORO船を活用した海陸輸送体系効率化の是非を検証
世界最大の島嶼国であるインドネシアは、海上物流が重要な経済基盤のひとつである。しかし、近年ジャワ島とその他の島との経済格差が拡大する一途を辿っており、その要因として島嶼間の輸送インフラが未発達であることが挙げられる。

同トライアル輸送では、貨物を積んだトラックやトレーラーが港から船舶にそのまま乗り込み、船舶から港に降りることが可能な船舶(RORO船、Roll-on/Roll-off船の略称)を活用することで、現行の物流体系の現状と課題の検証を行う。

インドネシアのジョコ政権は、効率的な海上輸送体系の構築を優先事項として掲げており、海上インフラの整備、海上ルート上での主要な港の連結性の向上を図り、その結果ジャワ島とその他の島との間での経済格差を縮めることを目指している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

国土交通省プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/report/

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