インドネシアニュース

外務省は3月9日、アチェ州のザイニ・アブドゥラ知事と黄川田外務大臣政務官が同日に夕食会を行った件について、同省のホームページに掲載した。

同政務官は、同知事の訪日を歓迎した。また、同州は2004年のスマトラ沖地震とインド洋津波で大きな被害を受けたが、同政務官と同知事は、大地震と津波の被害から復興した同州の現在の政治・経済状況や改善した治安の状況について意見を交わした。

さらに、医療・防災・農業分野における協力や海洋安全保障等についても幅広い意見交換が行われた。

同知事は、これまでに日本がアチェ州に行った支援に対して感謝の意を示した。なお、アチェでは専門的な人材が不足していることから、同知事は、日本との人的交流を促進させたい旨を述べた。

同政務官と同知事は、今後のアチェにおける経済発展の方策について議論した。

議論においては、日本の戦後の経済発展を支えたのは教育と人材育成であることを例にあげ、教育と人材育成の分野において、両者の協力を一層強化することで意見が一致した。

同知事は、3月8日から12日まで、外務省の招へいにより訪日している。同知事は、和歌山県の津波防災教育施設を視察したほか、11日には、東日本大震災追悼式に出席した。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

外務省（プレスリリース）
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003071.html