2016-04-19 11:00
政治
インドネシア・マレーシア・フィリピン 3か国合同で海上警備実施へ

先月末より、武装組織による誘拐が多発
フィリピン南西部・タウィタウィ州沖合のスールー海において、先月末から今月にかけて、フィリピンのイスラム武装組織・アブサヤフにインドネシア船とマレーシア船の乗組員が立て続けに誘拐されていることを受け、マレーシア政府は、フィリピンとインドネシア、3か国合同の海上警備の実施を提案した。これを受け、インドネシアのカラ副大統領は、船員の安全を確保するため、3か国による海上警備の提案を了承する考えを示した。なお、海上警備の案件については、近日中に政府内で協議される見通しだ。
アブサヤフ フィリピン南部を拠点とするイスラム武装組織
アブサヤフによる船員の誘拐は、先月末から連続している。3月26日には、インドネシア船の乗組員12人のうち、10人が誘拐された。また、4月2日には、マレーシア船の乗組員6人のうち、4人が誘拐された。
さらに、4月15日には、インドネシア船の乗組員4人が誘拐された。
アブサヤフは、フィリピン南部を拠点とするイスラム武装組織である。2000年には、外国人観光客約20人を拉致したほか、2000年中頃には、フィリピンの大都市でテロを実行したとされる。
外部リンク
TEMPO.CO
http://en.tempo.co/read/news/2016/04/17/055763395/Indonesia
The Manila Times
http://www.manilatimes.net/malaysia-eyes-joint-sea-patrols
Wikipedia(アブ・サヤフ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/アブ・サヤフ
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