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2016-04-14 15:00

社会

洪水対策のために500軒の違法建築物を破壊

立ち退き強制
違法建築物の破壊作業
4月11日、北ジャカルタPasar IkanのLuar Batang近隣で、約4000人の警察と軍人が投入され、11台の重機を使用した500軒の違法建築物の破壊作業が始まった。

今回の破壊作業に対して300人程度の住民たちによる抗議行動はあったけれども、大多数の住民は、荷物をまとめて、北ジャカルタのMarundaやRawa Bebekに用意された低家賃のアパートに移っていった。
洪水被害防止のため
Pasar Ikanの周辺にある川岸に堤防をきづき、高波による水害を防ぐためには、不法居住者を一掃する、とジャカルタ州知事であるBasuki "Ahok" Tjahaja Purnama氏は語る。

また、違法建物が河岸沿いに存在していると、洪水がそれらを呑み込んで水嵩を増やし、被害を内陸の奥深くまで拡大してしまう危険があることも指摘されていた。

なお、Luar Batang近隣の違法建築物が破壊された跡地は、plazaと呼ばれるオープン・スペースとされる予定である。問題の場所を更地にしてしまえば、観光客がジャカルタの観光名所から観光名所へと歩いて移動しやすくなるという利点もある。

(画像はBerita Satuより)


外部リンク

Berita Satu
http://www.beritasatu.com/
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