2016-04-15 19:00
社会
徴税する役人の身の安全を守るため警察が護衛

納税拒否者に2人の徴税担当者が殺された
北スマトラのNia島で2人の徴税担当者が刃物で殺された事件をきっかけに、4月12日、警察は以後に徴税担当者に護衛をつけることを決めた。2人の徴税担当者、Parada Toga Fransriano Siahaan 氏とSoza Nolo Lase氏とを殺したとみられるゴムプランテーション業者であるAgusman Lahagu容疑者は、100万ドルの納税を拒否しており、犯行前まで被害者たちと議論をしていた。
税担当者のモチベーションを高める金銭的支援も
インドネシア政府は税収不足に苦しんでいるものの、人口の10分の1しか納税者登録しかしておらず、支払っているのは、さらにその半数にしかすぎない。税収を伸ばす余地があると政府が考えるのは十分に理由があり、去年の税収よりも28パーセント増しの額を今年の税収目標として政府は掲げている。厳しい徴税がなされることに対しては当然に抵抗があり、徴税担当が暴力の危険にさらされることも珍しくない。国税当局は、危険な業務に対する徴税担当者のモチベーションを高めるため、その家族への奨学金など金銭的支援を行う予定があるという。
外部リンク
インドネシア財務省
http://www.kemenkeu.go.id/en
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