2016-04-21 21:00
社会
被害会社が身代金50万ペソ(100万ドル)を支払うことに

3月26日の拉致事件は解決へ
フィリピンを根城にするイスラム・テロ組織Abu Sayyafが3月26日に海上において拉致したインドネシア人の人質10人について、乗っ取られた船Brahma 12を所有する会社Patria Maritime Lines(PML)とAbu Sayyafの間で身代金支払いの合意が締結された、と4月19日にインドネシア当局は発表した。PMLは身代金50万ペソ(100万ドル)を支払い、Abu Sayyafは人質を解放することになり、これから支払場所や支払方法などの条件を詰めることになる。
4月15日の拉致事件が未解決
インドネシア政府は、自国の特殊部隊でAbu Sayyafの根拠地を叩く計画を持っているが、その実行を待つことなく、PMLが3月26日の事件による人質についての身代金を支払うかたちになった。ただ、4月15日にもインドネシア国籍の2隻の船が乗っ取られ、逃げ切れなかった4人の乗組員が拉致されており、これもAbu Sayyafの関与が疑われている。
Abu Sayyafを海上から襲撃することを想定して訓練しているインドネシアの特殊部隊の出番が完全になくなったのかどうかは定かではない。
外部リンク
Patria Maritime Lines
http://pml.co.id/
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