2016-05-04 17:00
社会
10名のインドネシア人の人質が解放される

州知事の家の前で解放
5月1日、フィリピンに拠点をもつイスラムテログループAbu Sayyafによって3月26日に拉致された10名のインドネシア人の人質が解放された。10名のインドネシア人の人質が捕まっていたとみられるフィリピンSulu州の州警察本部長Wilfredo Cayat氏の話によると、10名の人質は正体不明の人々によって州知事の家の前に運ばれたという。
州知事はインドネシア人の人質たちに自宅で食事させた後、事務長に連絡して警察の保護にまかせたという。
被害会社が身代金支払い
10名のインドネシア人の人質が乗っていた船舶を所有する会社Patria Maritime Lines(PML)が4月19日に100万ドルの身代金の支払いに合意した後に、人質たちは解放された。Abu Sayyafの軍事力強化を恐れるフィリピン政府の反対にかかわらず、すでにPMLから身代金が支払われてしまったという情報もある。
なお、4月15日にも、インドネシア国籍の船が乗っ取られ、4名が拉致されているが、これも、Abu Sayyafの仕業と見られている。その件については解決のめどが立っていない。
外部リンク
Patria Maritime Lines
http://pml.co.id/
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