2016-08-15 07:00
政治
大統領、警察の違法薬物流通への関与について調査を厳命

違法薬物流通に警察が関与との疑惑
インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は治安当局に対し、イスラム教徒がマジョリティーを占めるこの国で、違法な薬物の流通に警察が関与しているとの疑惑について、調査するよう命じた。The Straits Timesなどが報じている。調査チームを設置
ウィドド大統領は11日に発表されたステートメントの中で、追跡、調査、そして、もし疑惑が事実であったのであれば訴追すること。(The Straits Timesより)
と語り、警察に対し、調査グループの設置を命令している。
賄賂で薬物ビジネスを保護か
この疑惑は、違法薬物の運び人で、既に銃殺による死刑が執行されたフレディ・ブディマンが、著名な活動家のハリス・アザール氏に対し、2014年に打ち明けたとされるもの。ブディマンは、警察、軍、税関のオフィシャルに対し、多額の賄賂を支払い、ビジネスを守っていたとアザール氏に語っている。
なぜ今頃、そして批判の応酬
ウィドド大統領は就任以来、違法薬物との戦いを最重要課題の一つに掲げているが、アザール氏は、大統領はこの責任を取らなければならない。我々は独立した調査チームの設置を求めたい。(The Straits Timesより)
とし、ウィドド大統領を批判する姿勢を強めていた。
ウィドド大統領は、アザール氏の疑惑暴露について、
なぜ数年を経た今になって、このようなことを暴露するのか。(The Straits Timesより)
と批判していたが、調査チームの設置はアザール氏の要求に応えた形になる。
外部リンク
The Straits Times
http://www.straitstimes.com/
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