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2016-09-09 23:00

進出

阪和興業、ニッケル銑鉄製造プラントへ追加出資

阪和興業
中国大手との合同事業
阪和興業は、中部スラウェシ州モロワリで、2017年4月から生産を予定している、ニッケル銑鉄製造メーカーに、一部出資したことを発表した。

新会社であるそのPT.INDONESIA TSINGSHAN STAINLESS STEEL(I.T.S.S)社は、中国ステンレスメーカー大手青山鋼鐵集団が主導して設立された。

来年の操業開始以降、ニッケル純分ベースで年間6万トンの生産を見込んでいる。

輸出禁止を受けて
2014年1月、インドネシア政府は、外資系企業が同国内に生産設備を設けるよう強く促すため、ニッケル鉱石、ボーキサイト等の未加工鉱石の輸出を禁止した。

とりわけニッケルについて、同国からの輸入量の多かった日本や中国は、安定確保に躍起となった。

ニッケルの安定確保へ
I.T.S.S.社は、阪和興業が同国のニッケル銑鉄製造プラントに出資した2例目の事案。1例目は、禁輸措置が出された年の5月、今回と同じく青山鋼鐵集団主導の、PT.INDONESIA GUANG CHING NICKEL AND STAINLESS STEEL INDUSTRY(G.C.N.S.)への出資だった。

G.C.N.S社は、同国の生産設備で精錬と加工をするという、政府の方針に沿ったかたちでのニッケル等の安定確保を目指した。

同社のプラントは15年末に稼働を開始。現在では安定生産の軌道に乗っており、ニッケル純分ベースで年間6万トンを予定している。


外部リンク

阪和興業株式会社プレスリリース
https://www.hanwa.co.jp/news/201609012501/

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