2016-10-18 17:00
政治
イスラム強硬派、ジャカルタ州知事の処刑求め抗議行動

イスラム教を冒涜
イスラム強硬派のメンバーら約1万人が14日、キリスト教徒のジャカルタ特別州知事が、イスラム教を冒涜したとして、知事の処刑を求め抗議活動を行った。白いイスラムの装束に身を包んだメンバーらは、ジャカルタ特別州庁舎前で、「冒涜者は処刑されなければならない」と書かれた横断幕を掲げ、声を張り上げた。
知事はクリスチャン
華僑、そしてキリスト教徒としては初めてジャカルタ特別州知事となったバスキ・プルナマ氏。「アホック」というニックネームで知られる知事は、イスラム教の聖典・コーランを冒涜するような発言があったとして、批判の的となった。Islam Defenders Front(IDF)のジャファ・ショディック副幹事長は、
インドネシアは法治国家だ。我々はこの件に国の介入を求めたい。なぜなら、インドネシアの法に宗教的名誉毀損に関わる項目があるからだ。(Jakarta Postより)
と、国の介入を求める発言をしている。
知事は2月の選挙で再選を目指す
来年2月の選挙で再選を目指すプルナマ知事は先月、一般の聴衆に対し、コーラン的な詩節を用いる対立候補者らを引き合いに出し、あなたたちはだまされている。(The Nationalより)
と発言したとされる。
州庁舎周辺には、数百名の警察官や兵士が配置され、抗議活動がエスカレートしないよう、警備に当たった。
外部リンク
Jakarta Post
http://www.thejakartapost.com/
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