2016-10-12 23:00
進出
ジャカルタ・スラバヤ間鉄道建設、日イが共同で事業化調査

日本に優先権
インドネシア政府高官によると、ジャカルタ・スラバヤ間の中速鉄道建設で、日イ共同の事業化調査が実施される見通しとなった。事業化調査は、2017年の第1四半期か、遅くとも第2四半期までには完了することが期待される。(ジャカルタ・ポストより)
と、11日、ルフット調整相は述べた。
ルフット調整相は先週日本を訪れており、その際日本政府に対して、同鉄道建設における日本の協力に期待を示していた。
中国の存在
昨年、ジャカルタ・バンドン間の高速鉄道計画において、受注を獲得したのは中国だった。一時は日本に決まったかのような報道がなされた後の、苦い敗北を日本は喫した。その後、日本はインドでの高速鉄道計画の受注を勝ち取るなど、アジア新興国を舞台に、中国との熾烈な受注競争は続いている。
今回、ルフット調整相の発言に加え、日イ共同の事業化調査が開始されれば、日本の受注に向けた良い流れが生まれるだろう。
ジャカルタ・スラバヤ間の鉄道計画
同鉄道計画は、ジャカルタと同国第2の都市スラバヤを結んでいる全長約750kmの路線を、中速鉄道(最高時速200kmほど)に切り替える大事業。現在、片道約11時間かかる移動時間を、ほぼ半分の6時間に短縮する計画だ。ルフット調整相は1年以内には工事に着手したいとの意向を明らかにしている。
外部リンク
ジャカルタ・ポスト
http://www.thejakartapost.com/
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