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2016-10-13 06:00

社会

LGBTが集まるイスラムスクールが閉鎖に追い込まれる

LGBT
世界で一つだけのイスラムLGBTスクール
インドネシアだけでなく、おそらく世界でも唯一のLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)のための宗教学校が、ジョグジャカルタの地元強硬派の圧力により閉鎖を余儀なくされた。

保守強硬派により
閉鎖されたのは全寮制の宗教学校「アル・ファタ」で、生徒は主に女性として生きるトランスジェンダーだ。2008年に設立されて以来、地元のイスラム強硬派「イスラミック・ジハード・フロント(IJF)」による嫌がらせを受けてきたが、数ヶ月前、強制的に閉鎖された。

ISMは、LGBTやポルノグラフィー、飲酒などに対し圧力をかけてきた。また、過去には女性の権利に関するイベントや、教会などの「非イスラム」を閉鎖に追い込んでいる。

「アル・ファタ」の生徒たちは、今も週末になると学校に集まり祈りを捧げ、イスラム教について学んでいる。

シンタ・ラトゥリさんは生徒を代表して、
私たちはイスラム教がLGBTを受け入れることを証明したいのです。イスラム教は、全人類に恩恵を与えるのですから。(malaysiandigest.comより)

との思いを打ち明けた。

忍耐の象徴とされていた
「アル・ファタ」、そしてジョグジャカルタは、イスラム教徒がマジョリティーを占めるインドネシアで「忍耐」の象徴として幅広く知られてきた。だが、現在のジョグジャカルタには、保守的な組織の考えが草の根レベルまで浸透している。


外部リンク

malaysiandigest.com
http://malaysiandigest.com/

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