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2016-10-04 21:00

社会

フィリピンのイスラム過激派、インドネシア人3人を解放

イスラム過激派
イスラム過激派アブ・サヤフ
インドネシア外務省は2日、フィリピン南部で3ヶ月もの間、イスラム過激派組織アブ・サヤフに人質に取られていたインドネシア人3人が解放されたと発表した。

モロ民族解放戦線が仲介
3人はジョロ島でアブ・サヤフから、モロ民族解放戦線(MNLF)に身柄が移された後、フィリピン当局に引き渡された。

レトノ・マルスディ外務大臣は、
土曜日の深夜少し前に解放された3人は、スールー州で健康状態のチェックを受けている。(New York Timesより)

と、記者団に語った。

外務大臣によると、3人はインドネシア当局に引き渡される前に、ミンダナオ島のザンボアンガに移されることになっている。

解放された3人は6月、ジョロ島近くの海域をタグボートで航行中にアブ・サヤフに拘束された人質の一部だ。

身の代金が支払われたか
3人が解放された背景については明らかにされていないが、アブ・サヤフは莫大な身の代金を得た後、これまでにも人質を解放してきたことで知られる。これまでに2人が自力でアブ・サヤフから逃れており、合計5人が救われたことになる。残る人質は2人となった。

フィリピン当局への身柄引き渡しを仲介したMNLFは、イスラム教徒の組織で、以前はフィリピンからの独立を目指す武装組織として活動していたが、現在はフィリピン政府との和平交渉の席に着いている。


外部リンク

New York Times
http://www.nytimes.com/

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