インドネシアニュース

染色加工メーカーのユティックは、今月22日から開催される東南アジア最大級のファッションショー、「ジャカルタファッションウィーク2017」において、イスラム教徒の女性に向けた服飾を手がける新興ブランド「ノーマハウリ」に、同社の製品を提供すると発表した。

ノーマハウリは今年3月、ファッションウィーク東京でもコレクションを発表した新進気鋭のファッションブランド。

インドネシアは域内最大約2.6億人の人口を持ち、平均年齢が約30歳と今後の人口増加も見込まれる。

また近年、女性の高学歴化とプロフェッショナル指向が進み所得が増加傾向にある。そのため女性向けのファッション市場は有力な成長産業として、政府も積極的な支援を行っている。

ノーマハウリは、同国の約9割を占めるイスラム教徒の女性に向けたファッションを提供することで、同国女性のニーズに応えるとともに、グローバル展開も視野に入れている。

ユティックは福井県坂井市に本社のある1988年創業の染色加工メーカー。独自の染色加工を施した生地を、主に中東湾岸地域のムスリム女性向けファッションメーカーへ輸出している。

ムスリムファッションは比較的シンプルなデザインであることが多く、生地の質感や風合いが重要視される。そんな中で同社は中東地域への加工輸出高1位となるなど、高い評価と実績を得ている。

同社は中東湾岸地域で培った技術と経験を、最大のイスラム国家であるインドネシアで発揮していく計画である。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

株式会社ユティック　プレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000022066.html